05 December, 2010

泣き声

少し、暗い話なのですが
ぼくが住んでいる町の隣の町で、ベビーシッターが女の子を殺めてしまうという事件がありました。
なんでそんなことをしたんだろうというベビーシッターへの怒りと
女の子はきっとお母さんに会いたくて会いたくてしかたなかっただろうなという悲壮感をいだきました。
きっと、一人、恐怖で大声で泣いていたのでしょう。
女の子のお父さんとお母さんは離婚していて、家にお母さんはずっといなかったそうなのです。

なんで、こんなことを書いたのかというと
今日、お昼ご飯を食べに入ったお店でとても威勢よく泣き叫んでいる小さな子がいたからです。
威勢良すぎて、気持ちがいいくらいの泣きっぷりでした。
といっても、その子はお母さんの膝の上で大声で泣いていました。
店内に響き渡る泣き声。
とても大きな声だったのでびっくりしました。
その子は何か気に入らないことがあったみたいでした。
しかし、ぼくがお店を出る頃には、すっかり笑っていました。

その泣き声を聞いて、お母さんの側で泣くことができることは大事なことなんだなあと改めて感じました。
世の中には様々な家族の形があります。
どんな形であろうと
必要なのは、泣くことを受け止めて、優しく包んでくれる存在がいることなんだなと感じました。