31 August, 2013

Buenos Aires


29 August, 2013

1分にもみたない出来事

建築家 青木淳さんのトークを本屋に聞きに行った。とても楽しい内容だった。

トークが終わり、ぼくは刊行されたばかりの本をパラパラ眺めていた。
本は欲しかったけど1万円するのであきらめた。

会場に置いてある青木さん関連の他の書籍もパラパラ見ていた。
会場にはまだトークの余韻から抜け出せない人たち、建築家のような人たち、
事務所で働いているような人たち、数人がまだいた。

そろそろ帰ろうと思って、会場を出ようとした時、その数人の中の1人に
「おお!」と話しかけられた。
それは、親しい友人に会ったときに出る「おお!」だった。
めがねをかけた、痩せた男の人だった。
建築科の大学生のような人だった。
話しかけられたのは、もしやぼくの後ろにいる人?と思ったけど、
ぼくの目を見ているので、どうやらぼくに話しかけたらしい。
いや、似た雰囲気の人は知ってるけど、その人はぼくの知り合いではなかった。
ぼくは建築科を卒業したわけではないし、知り合いがこの会場にいるはずない。
絶対にぼくのことを違う誰かと間違えてると瞬時に思った。
これまでの人生の中で何度も、ぼくは違う誰かに間違えられているから、
そう思ったのかもしれない。
だから「人違いじゃないですか?」とか何も言わずに下を向いて会場を後にした。
そのめがねの人は「あれ?」(何で無視するの?というニュアンスの)という、
小さな一言を残した。

ぼくは間違えられているから、「人違いですよ、きっと。」ということで
下を向いて歩いて会場を出たんだけど、
結果的に無視するような形になってしまって、
後になってなんだか少し後悔して、
会場に戻った。
でも、その人はもういなかった。

そのあと、同じ本屋の違うフロアにおばあちゃんに買おうと思っていた本を
探したけど、結局見つからずにとぼとぼ歩いて帰った。

そして、歩いていて思った。
もしも、今後、そのめがねの人とぼくに似ている人の関係が
悪くなってしまったらどうしようと。
今でも少し心配だ。


そんな心配とは別に、
ぼくに似ている人の名前を聞いてみたかった。


もう21時30分だ。

25 August, 2013

Rain and Room

23 August, 2013

David Hockney

21 August, 2013

more / less


13 August, 2013

Silkscreen printing_circle

02 August, 2013

Yamaguchi